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<< August 2017 >>

つくる過程

企画している段階で気に入っていて、自分でも着たいなぁと思っていたレースのブラウスが上がってきました。




ベースの生地には、少しだけリネンの糸が入っています。
この少しだけリネンというのがあるのとないのとでは、製品にした時に大きく差が出るように思います。
メインのコットンよりもリネンの方が太いので、シンプルな平織の表情が深くなります。
レース分量のバランスも上手く出来たように思いますが、最後に後ろに付いてる不揃いの貝釦を決めた時、
口紅の色を決めるメイクの仕上げのような感覚でした。


私は子供の頃から釦が好きなので、釦選びにはちょっと時間をかけています。
選ぶ釦は、附属屋さんが言うにはあまり引き合いのないモノだったり、
廃番でいまある在庫だけの物も多く、そういう釦は大体機械付けが出来ません。
手がかかる物はやっぱり可愛い物が多いということと、
これだけ便利で新しい機械が開発されても、人の手の方が優れているのだと実感します。
そうは言っても全て手付にしてしまうと生産ラインは大変なことになってしまうので、
全体の何割位を手付けの釦にするかも構成で決めたりします 。
そんな時、作ることにおける私の役割は決めることなんだなぁと認識します。
決めるということで一番大切にしているのはバランスです。
素材とサイズ感、生地の厚みと縫製の相性、最後に考えるのがデザインです。

今店頭にあるものは、私にとっては2つ前に企画したものになるのですが、
こちらのブラウスは、そんなバランス感覚をフル稼働したのを思い出し、
上がってきた時に再会!…みたいな気持ちになりました。
ノースリーブに合わせる羽織も企画してあるので、大体のカーデは合わせられるサイズになっています。
お手に取って頂けたら嬉しいです。

6424 綿麻レースブラウス ¥15,000 + tax
http://shop.lepivot.jp/?pid=102517794

相性のよいカーディガン
6123 テンセルキュプラC/D ¥12,000 + tax
http://shop.lepivot.jp/?pid=100381358
6125 ギザ天竺V-C/D ¥11,000 + tax
http://shop.lepivot.jp/?pid=100381552
6422 綿麻ボイルC/D ¥12,000 + tax
http://shop.lepivot.jp/?pid=102512139
| もの作り | 16:57 | comments(0) |
展示会後に思うこと

小学5年生になる始業式の前日に、
明日から洋服は自分で決めるようにと母から言われました。
それまでは、学校に着て行く服は、母が決めていて、
何も考えなくても出てくるものでした。
でも何となく嬉しくて、何を着て行こうかといっぱい考えたことをよく覚えています。
それが、私が洋服と向き合った一番最初の出来事でした。
あれから数十年が経ち、洋服の仕事をしていなければ、
思い出すこともなかった小さな記憶が、他にも沢山あります。
北海道の寒空に、当時憧れていたアイスホッケーの試合を観に行って、
自分の中では一番の場違いに薄着な格好で、思い切り風邪を引いて寝込んだ事も、
物作りで流行りを追わなくなった時に思い出しました。無理しない…と。
私達のもの作りには、未来を想像することと同じくらい大切な過去の記憶が交ざってきます。

今回の展示会のテーマは、mémoires
古い映画や写真をみたり、物作りを始めた頃や色々な過程を掘り起こしながら組みました。
シャトル織機の音を、初めて聞いた時のなんとも言えない気持ちも思い出し、
今回はシャトル織機で作った生地も取り込んでいます。
物の価値と値段。
世の中に出すタイミング。
展示会をするという事でクリアになったり、
迷ったりを繰り返してきましたが、
最近は、食事も誰の所でと選んだりするようになったので、
私達もそう思ってもらえる事が当面の目標です。
展示会は、皆さんの笑顔が見られ、または増え、充実した時間を過ごせましたが、
家に帰って、ふと目に留まった光景。



実るほど 頭を垂れる稲穂かな

一句思い出しました。
大好きなおむすび屋さんから頂いた物ですが、きっと何かの指針ですね。
とりあえず、まだまだ道半ばなので、実ってきたら思い出すことにしましょう。

| もの作り | 19:11 | comments(0) |
定番作り

ブランドを立ち上げて間もない頃、
卸先も少なく、作るという事がやっとだった。
展示会で集計して、受注分だけ作る…なんてことをしていたら、
いつまで経っても数字は伸びないなと思ったので、
自分たちが着ていて何度もリピートするような企画は、
信じて作っていこうという事になった。
とはいえ、認知されているわけでもなく、
卸先も数えるほどだったので、上がってきた商品のほとんどがストックである。
一段・又一段と、ストックに使っているケースの棚が高くなっていき、
小さな踏み台まで買うことになっていた。

定番は、在庫を持っていてこその企画だと思う。
そうはいっても、誰にも見てもらえない、着てももらえないというのは、
作った洋服たちに一番よくないことなので、
気の毒な気持ちになっていた頃、急にカットソーが売れ始めた。
不思議なもので、お店に直接来て下さった方のリピート購入と、
卸先のフォローが増えたタイミングが一緒だった。
Basicに、地域は関係ないのだ。
そんなこんなで、もうすぐ3年が経とうとしている。
Basicなものこそ、見直しや作り替えが必要な難しくて地味な企画。
いっぱい売れたけど、何かを変えたもの、
変えずに作っているものとあるけれど、
作る側だけの思い込みや、固定観念は最大の敵。
私はそれを恐竜の感覚と思っている。
実際に着る側になって考えたり、時代に溶け込まないと、
無くなってしまうから。
かといって、合わせすぎると対応ブランドになってしまう。
進化はするけど、芯は持とうねということで、
ブランド名は、Le pivot(軸)にすることに・・・。
あれから3年。早いものですね。


:シルケット天竺の追加分、入荷しました。
42000 シルケット天竺L/S-T ¥5,900+tax
http://shop.lepivot.jp/?pid=86131115
51002 シルケット天竺ルーズT ¥9,000+tax
http://shop.lepivot.jp/?pid=86131291
| もの作り | 13:18 | comments(0) |
只今、展示会中



今週と来週は展示会です。
Le pivotを立ち上げて、3回目の春の展示会となりました。
今回のテーマは、nostalgie
懐かしい物や、昔からある物をもう一度見直す、物作りとなりました。
定番的に使っていた生地の加工を変えてみたり、
古い機械で生地を作って頂いたり、
日本の物作りに、改めて感動する事もたくさんありました。


ボディが着ているローブは、今回のテーマに合わせて作った生地です。
レース屋さんの刺繍機で、生地を作ったのですが、
ここまでこんもりと糸が盛るのはめずらしく、
一見シンプルな柄ですが、生地全体に柄が入ってくると、
この少しの凹凸の違いが、製品映えとしては、大きく変わってきます。
ローブをボリュームたっぷりに作ってみたり、
ルーズなシルエットのブラウスにしてみたりと、
生地が喜ぶように作れたらと思って企画しました。
合わせているネックレスは、今回一緒に展示会を行っているジュエリーブランド
Rubusさんのネックレス。毎日見ていて本当に綺麗です。
www.rubus.jp
PRをお願いしている岡本敬子さんが、2本使いでスタイリングして下さいました。


附属なども、昭和初期にあった復刻柄のレースを使用したり、
1週間で1反という速度でしか編めない吊り編み機を使用したりと、
大切にメンテナンスされ、継承されてきた高い技術に助けられた内容となりました。

洋服を作る立場になって、私達に出来ることは、、
一度で記憶に残るデザインでも、
世の中に一つしかない洋服でもなく、
高いクォリティの素材を紹介出来て、その素材がなりたい服を作ること。
それを読みつかめる事が出来るようになりたいと日々思っています。
なんだか修行みたいですね。
でもそれが出来た時、流行にまるで関係なくても売れていく
本物の服になっていくような気がします。
そして沢山売れるという事は、着てくれる方も、仕入れてくれた方も、
生地屋さんも工場さんも笑顔になっているはずなので、
少しだけ、Happyのお手伝いが出来たような気がするのです。

| もの作り | 21:20 | comments(0) |
春のサンプル

来月の展示会に向けて、サンプルUPが続いています。
今年の春に好評だった素材も、新型になっていたりして、
実際にこの春夏に着ていて、ホントに気持ちいいなぁと思った素材は、
型を変えてもやっぱり納まりもよく・・・。


そして、テーマに合わせて作成した生地がこちらです。


昔からある技法や、古い機械、復刻のレースなど、
なつかしい感じなのに、新鮮です。
こちらはレース屋さんの展示会での写真です。
フランスのレース屋さんもかなりマニアックゾーンに行きましたが、
日本のレースも本当に素敵です。
同じように古い資料を見せて頂いても、
なんだろな?日本製には、生真面目な日本人の良さがある気がします。
古着を見ても思う事ですが、昔は本当に職人さんが手で作っていて、
それを、こんなに何でもある世の中になったのに、
再現するのが難しかったりしていて、不思議ですね。
昔からある素敵な物は、復刻しようとしている現場の方達に、
今回ご縁があって、春の企画も楽しくなりました。


日本のもの作りは、まだまだ奥が深くて、20年以上企画をしていても、
知らないことが沢山あります。
見本の着分反が届いた時、キレイなカーブの型紙が届いた時、
そしてファーストサンプルのフィッティングと、
この一連楽しかったなぁ・・・。
どうかどうか、展示会サンプルも素敵に上がりますように〜。
| もの作り | 15:13 | comments(0) |
カラーリング

先日のしつらい教室で使用した和紙を、鳥取からお取り寄せしました。
イタリアの色鉛筆も好きだけど、
この微妙なトーンの色紙は、日本人の心の豊かな部分を表しているようで、
見ていて、すーっと心が落ち着きました。
色辞典にあるような、日本語の色名がふさわしいトーン。
しつらいの短冊も素敵だけど、
こんな色のカットソーなら・・・
こんな色のリネンなら・・・と、
頭の中がぐるぐるしていました。



北海道で生まれ育った私は、色というのは自然が一番と思っているところがあり、
今迄、いろんな色を出してきて、それなりに素材にあった色を出せた後も、
キレイな夕日を見た瞬間、「あー、やっぱり自然にはかなわないなぁ。」
なんて、思ったものでした。
今、しつらいのお手伝いをするようになって、
季節のお花に出会うたび、やっぱりそんな気持ちになっていたのですが、
人が作った紙の色にすっかり魅せられて、只今カラーリングに夢中です。
春の展示会では、いつもより少しだけ色を足してみようかなと思っています。


| もの作り | 17:44 | comments(0) |
SAMPLE UP

展示会のサンプルが7割位上がってきました。
今はちょっとした手直しのチェック中。


コスト出しに納期設定
写真撮りにカタログ作り
と、展示会はやることが色々あります。
少し前に、毎日のように終電だったりしたことが
半年前のことのように感じられ、
あっという間に季節が変わります。


出来上がってきたものを初めて見る時は、
やっぱりちょっとドキドキするものです。
展示会の初日もやっぱりそうで、少し緊張します。
そんな1年の過ごし方を、もう何年もしてきているわけですが、
毎回、続けていられることに感謝みたいな気持ちが生まれます。
普段思ってないわけではないのですが、
展示会があると、ものすごく忙しくなる反面、
ちょっとした気持ちや時間の隙間に、
そんなことを考える良い機会が生まれます。
今回も、沢山の方に協力して頂いて、
ついこの前まで、紙の上での形だったものが、
生地になり、型紙になり、洋服になって届きました!
沢山の素敵な笑顔に会えますように・・・。
| もの作り | 18:24 | comments(0) |
企画の小道具

小学生の頃から、文房具が好きだったのですが、
中でも色鉛筆は大好きでした。
カランダッシュ・ファーバーカステル・トンボ・
ステッドラー・ダーウェント・・・・などなど。
洋服の企画をするようになってから、
色々なメーカーの物を使いました。

そんな中で、15年以上使っているのが、
銀座の月光荘画材店の色鉛筆。
他にもスケッチブックや2B鉛筆、ガッシュなど、
ずっと使わせて頂いてるのですが、
まさに使わせて頂いてるという気持ちになるのです。

もう一つは、パリに行くと必ず行っていた
マレにある文具店・パピエの色鉛筆
茶色のボックスの中に、好きな10色を選んで入れるのですが、
どんな組み合わせでも不思議とオシャレです。
芯が柔らかくて、マップ作りや構成出しする時など
アクセントで使う時、太いラインがとてもいい感じです。


前者は長く使ってどんどん馴染むもの
後者はたまにしか登場しないけど、なくてはならないもの。
洋服の構成を考える時に、いつも頭の中にあることの一つです。

| もの作り | 15:12 | comments(0) |
SAMPLE UP 2

2月4日からの展示会サンプルをまた少しご紹介します。

杢調のリネン素材のカットソーと、ギャザーがとてもきれいなスカートです。


さらっとしたリネン素材は、麻特有の硬さはないのですが、
光沢感があるのでナチュラルすぎず・・・なアイテムです。
ギャザースカートは綿100%とは思えないほどのシルクタッチのきれいな素材です。

展示会、ぜひ、いらしてください。
| もの作り | 17:30 | comments(0) |
SAMPLE UP

毎日いろんなものが上がってきますが、今日は盛夏のサンプルです。




5月・6月納期の物なので、色目を秋のアイテムにつながるようにしています。
素足でもタイツでも合わせられる事もポイントですね。
最近はSALEが早いので、これから暑くなる時期の構成は、
今すぐ着れて、秋まで着られるというのも大切にしたい事の一つです。


この夏は、透け感のある素材が人気っぽいですね。
元々そういうのが好きなので、毎年作っていますが、
今年はリネン糸絡みで、こんなカーデを作りました。
自分で言うのは品がない気もしますが、たぶん相当便利です。
柔らかくてサラッとしていて、暑い夏でも羽織れそう。
夏の羽織は、くるくるっと丸めて、バッグに入れられる事もポイントですよね。
ラフパンツ・ワンピース・膝丈スカート
全部に合わせてみましたが、きっと大丈夫!なサイズです。

2/4〜 盛夏の展示会です。
一般のお客様も、ご予約を承ります。
商談中は入りにくいかもしれませんが、気にせず自由に見てご試着下さい。
感想なども頂けると、もっと皆さんに着てもらえるお洋服が増えていくので、ぜひお聞かせ下さい。
もちろん、今お持ちのお洋服とのコーディネートもご相談下されば、分かる範囲でお答えします。
みなさんに喜んでもらえるように、素敵な笑顔を想像しつつ
サンプル作成中ですので、ぜひあそびにいらして下さい。
| もの作り | 14:32 | comments(0) |

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